廿山北古墳
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廿山北古墳は、富田林市の羽曳野丘陵上の標高約130メートルのところにあり、保存・整備され古墳公園となっています。
古墳の規模は、一辺約32m、高さ約7mあって、古墳の形は、二段築成の方墳と考えられます。墳丘上には埴輪や葺石などの外部施設はなかったと思われます。また、内部構造や出土遺物についても明らかではありません。もとは、古墳の周囲に小さなため池があって、周濠(しゅうごう)があったことを思わせます。
古墳の築造年代については明らかではありませんが、この古墳の北東約700には、同じ方形の外形をしている宮林古墳(4世紀後半)があることや奈良県明日香村の石舞台古墳(7世紀)と外形が似ていることも年代を考える上で参考になると言えます。
廿山北古墳