姫塚古墳(信太千塚第78号墳)
初めてのグループ墳活
大阪府和泉市の信太山丘陵周辺で百基ほどの古墳が確認され、その中のひとつが、姫塚古墳(信太千塚第78号墳)です。姫塚古墳は円墳で、直径が約25mはあったと記録されています。浄水場建設工事の際に発見された時には、墳丘は切り崩されていて、墳丘内部から口が開いた横穴式石室が確認されました。床から鉄釘が出てきたことから石棺と並んで木棺も置かれ、3人ほどの遺体が埋葬されていたと推測されています。石室は、砂岩や花崗岩が使用され、副葬品も金銀の装飾品や鉄刀や須恵器も出土されています。6世紀後半の築造で元の位置に近いところに移築されています。

   

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