塚廻古墳

塚廻古墳(つかまわりこふん)
仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)の東側にあり3重濠と接する位置にあることから、その陪塚の一つと考えられます。周濠は既に埋没し住宅などになっています。調査により径約32m、高さ約5.1mの規模の円墳であることがわかりました。また墳丘の裾に埴輪列のあることがわかっています。
明治45年(1912年)に発掘され、木棺から銅鏡2面(変形四獣鏡・変形五獣鏡)や刀剣とともに、硬玉・碧玉・ガラス玉のほか、滑石で作られた勾玉・管玉・臼玉などの玉類が多数出土しています。遺物や埴輪から仁徳天皇陵古墳と同じ5世紀中頃の築造と考えられます。

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