御廟山古墳

御廟山古墳(ごびょうやまこふん)

百舌鳥本町にある前方部を西に向けた前方後円墳です。平成20年に行われた宮内庁と堺市による発掘調査により、規模が墳丘長約203m、後円部径約113m、前方部最大幅約136mと復元されました。
墳丘は3段に築かれていて、南側のくびれ部には造出しがあります。葺石と埴輪がありますが、埋葬の主体部の構造や副葬品などはわかっていません。
発掘調査の結果、墳丘に造られた平坦面から隙間なく並べられた円筒埴輪が出土した。造り出しからは、囲形(かこいがた)埴輪、家形埴輪、魚やザル形の土製品など、多様な遺物が出土した。
周囲には盾形の濠と堤がめぐっていますが、最近の調査で二重の濠があることがわかっています。墳丘は應神天皇の陵墓参考地として宮内庁が管理しています。
築造時期は5世紀前半です。

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