暴君として伝えられているが、実在した人物かどうかについては議論がある。武烈天皇に後嗣なく崩御した。
日本書紀には、非常に悪劣なる天皇として描かれている。その一方で「厳格な裁判を行った」とするなど、相矛盾する記事が併存する。この相違の背景には、血縁関係が薄い次代の継体天皇の即位を正当化する意図が書紀側にあり、武烈天皇を暴君に仕立てたとする説が一般的である。